[11/25,26]依存症子育て支援セミナー

依存症子育て支援セミナー <大阪エリア> 2011年11月25日(金)・11月26日(土)
  • 受付13:00 開始13:30~終了17:00(二日間とも)
  • 参加費:無料 どなたでも参加できます
  • 会場 大阪NPOプラザ
  • 問い合わせ:06-6320-1463 Freedom
  • 開催パンフレット(PDF)

一日目「その後の不自由」  嵐の後を生きる人たち

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★講演 上岡陽江さん(ダルク女性ハウス代表) ★体験談 ゆりさん ★質疑応答 依存症を持ちながら子育てする不自由さは何か、なにが起きているのか、どうサポートするのかを。上岡陽江と母子プログラムの当事者スタッフのゆりさんがお話しします。 実践的なサポートと目安、そして支援者や当事者の燃え尽き防止についてもお話しします。 上岡陽江(かみおか・はるえ)プロフィール ダルク女性ハウス代表。1957年生まれ。子どものころから重度のぜんそくで、小学6年から中学3年まで入院生活を送る。そのなかで処方薬依存と摂食障害になり、19歳からはアルコール依存症を併発。27歳から回復プログラムにつながった。1991年に友人と2人で、薬物・アルコール依存をもつ女性をサポートするダルク女性ハウスを設立。2003年に精神保健福祉士資格を修得。著書に、『虐待をいう迷宮』(共著、春秋社)などがある。

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    • 二日目 スクールソーシャルワーカーをむかえて ★講演 入海英理子さん(スクールソーシャルワーカー) ★トークセッション ★全体ディスカッション 学校との付き合いかたを学ぶ 入海さんの話 上岡、入海 対談 素朴な疑問 会場を交えてやりとりをしたいと思います。 入海英里子 プロフィール 現職;杉並区立済美教育センター スクールソーシャルワーカー 特定非営利活動法人 out of frame 理事  CAPスペシャリスト 神奈川県e‐ネット オンブズパーソン 略歴;社会福祉法人 青少年と共に歩む会 憩いの家(自立援助ホーム) スタッフ 社会福祉法人 南野育成園(児童養護施設) 寮母補助 特定非営利活動法人 エンパワメントかながわ 理事 憩いの家のスタッフとして、問題を抱える子どもたちと暮らす経験から、加害者とされている子どもの被害者性や人権に着目すること、“暮らし”を大切にしながら、子どもたちの孤独感に寄り添うことの難しさ・大切さを痛感した。 以降、少年や障害のある人に関わる仕事をし、2008年からスクールソーシャルワーカーとして活動している。 (進行 倉田ちえ 倉田めば) 子どもが多動なのどうしたらいいの 発達障害って疑われててるのどうしたらいいの 引きこもったらどうしたらいいの 非行化したらどうしたらいいの 依存症関係者や、依存症を持ち子育てしている当事者が抱えやすい問題を一緒考えましょう。 「ずーっとグルグルしていたんだ」 依存症を抱えて子育てする良さと困難さについて ダルク女性ハウス   上岡陽江 依存症なんて名前がついて相談にいくと、白い目でみられそう、母親で依存症なんていかにも無責任な響きだよね。せっかく相談に行っても、傷つくこともあるんだよね、依存症が病気としてもっと知られるといいよね、「恥」ではなく。私たちの子育てで恵まれていることは仲間がいること、あらかじめ手助けが必要と周りが知っていること。 実は誰にとっても子育てはタイヘン、とくに子どもが小さい頃はなんだか他の家族が幸福に見える,しかしそれは思い込み、(赤ちゃん幸せ幻想)子どもが思春期になるとソコソコ不幸になります、安心してください。誰でも子育ては、はじめて出会うものなのに、なぜか女ならできると思われているし、思いがち、不思議だよね・・・。突然性格の違う他人と出会い共同生活がはじまるんだから、たまんないよね。 ・かい離症状とパニック 子どもが泣きやまないとパニックになり、何時間もぼーっとしてしまう、現実感が戻るのに時間がすごくかかる、だるい、頭がしびれる。風邪薬を飲まず、泣かれて、赤ん坊を投げた事もあった。 ・フラッシュバック 保育園の母親どうしの関係は小学校の友人関係を思い出してなぜか、追い込まれてばかり、学校の先生との会話はフラッシュバックをおこしてばかり。学校にいい思い出がないからね。 ・思い込み、グルグル状態 生理のたびに喘息で点滴をし、被害妄想に悩まされ、おびえて、何時間も何日もずーっとグルグルしていた。ご飯を作るのが大変。 ・経済的な問題 季節的な気分変動や抑うつがあるので、追い込まれた時に気分を上げようとして薬を使ったり、ギャンブルしたり、とんでもない買い物をしてしまったり、身体疾患になったり、事故にあったり、とにかく経済的に追い込まれやすい。 ・男性問題 とにかく家族が欲しい、子どもは逃げないから、やっとあこがれの生活ができる、強そうな男の人といれば守ってくれるしお金も心配ない、少し殴られてもそのくらいの人じゃなければ、他の男から守ってもらえない、子どもにはいつでもパパを用意してあげたい。妊娠したら親切にしてもらえるし、生理がなくなるから、身体変動に悩まされない。 1 誰かに聞いてもらう、相談の練習が大切、小さいことを話してみる。 2 学校とのつきあい方を教えてもらう(子どものことで話しあうときは、誰かについて行ってもらうか、話しの練習をしておく、行かない選択もあるが相談相手は絶対必要) 3 病院で子どもの話しをしてもいい、医者は大変さを想像できないこともある。取り上げられかもと問題を隠しているとタイヘンなことになるよ。どうも私たちは、先を見通すチカラが足りないらしい、良いとこでもあり、悪いところでもある。ワカラないことは聞こう。 4 とにかく生き延びること、勝ち負けではない(自分の子育てをバカにされたり、コントールされるとおびえるかもしれないけれど、その内いい人に当たる、あきらめないでお願いすると、新しい出会いがある、自分が役に立つこともある、人の子どもの面倒はみれる、感謝される。) なんだか、母親だけが責任を追及されるのも悲しいことだよね、ここにいない父親の責任はいつもどこかにいってしまう。 子どもはいずれ大人になる、追い込まれるときは短い、誰かに預けても恥ずかしくないよ。 会場アクセス 大阪NPOプラザ 大阪市福島区吉野4丁目29-20 http://www.onp.or.jp/contact/pdf/onpmap.pdf 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業 Supported by Social Welfare Assistance Project (Welfare And Medical Service Agency)

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