薬物依存症回復支援 — 薬物依存症は回復できる病です

サンフランシスコ・スタディ・ツアー ~援助職としてできること~


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私は昨年もフリーダム・サンフランシスコ・ツアーに参加させて頂き、今回(2006年2月11日~19日)は二度目のツアー参加となりました。今回のツアーテーマ『家族支援、スピリチュアル』の下、西川京子先生を陣頭に多くのソーシャルワーカーさんたちと、サンフランシスコ各地の現状やプログラム等を見せて頂き、伺ってきました。

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    • 私は現在大学院にて臨床心理学を学び、近い将来、援助職として働きたいと思っています。私が2年連続でこのツアーに参加させて頂きたいと考えた理由は、昨年はあっという間に1週間が過ぎていったという印象で、もう一度きちんと現地の空気を自分の中に取り込みたいと思ったからでした。もちろん、たかだか二度現地を訪れたからといって、学び切ることができるはずはありませんが、前回よりも自分のペースでツアーに参加することができ、実り多い1週間となりました。私が実り多い時間にできたのは、通訳をして下さった西澤さんを始め、訪問を受け入れて下さった現地の方、一緒にツアーに参加されていた皆様方にたくさん助けて頂いたお陰です。この紙面を借りてお礼を言わせて下さい。ありがとうございました!
      私は特に、サンフランシスコの施設の皆さんが、胸を張ってらっしゃったことが印象的でした。施設はしんどくなった時に一休みできる、エネルギーを補充できる場であり、そしてその場所を活用することを当然の権利として、与える側も与えられる側も認識しているように見えました。そのスタイルが、素敵に見えました。日本でも、アメリカより半世紀遅れでスクールカウンセラーやセラピストが認知されるようになり、メディアに『カウンセラー』や『心の専門家』などという文字が躍るようになりました。しかし、そんな状況になってもまだ、不登校の生徒に対して『怠け者』というイメージがつきまとったり、心身症で苦しんでいる方に対して『仮病』という無理解な解釈をされることもあります。苦しみやつらさは、人によって受け取り方も感じ方も違います。ある人にとっては大したことのないような問題でも、当人にとってはその問題がすべて。苦しいと思った時、つらさでどうにもならなくなった時、SOSを求めることは当然のことであると思います。薬物依存症者だからといって、SOSを言いに行く場所もないなんてフェアではないと思います。体を怪我したり病気になった時に病院で治療してもらえるように、薬物依存症者のSOSにも応える場があるべきだと思います。

      Dr.パブロは、「サンフランシスコには、薬物依存症者の回復のための施設やプログラムがたくさんあるけれど、たくさん回復の場があるからこそ、その回復を支援する側が各々連携を取っていくにも難しい面もある」とおっしゃっていました。ダルクでよく使われているスローガンの1つに、“I can’t We can”というものがありますが、それは援助する側にとっても同じだと思います。1人にできることはごくわずか。しかし、人が集まれば、その分マンパワーが集まって大きな力となる。薬物依存症の方が回復していく過程には、飲み込まれそうな大波がいくつも襲いかかってくるかもしれません。援助する側も一緒にその波にもまれることもあるでしょう。しかし、私はサンフランシスコで出会った皆さんのように胸を張って、自分の仲間を信じて、薬物依存症の方が回復する力を持ってらっしゃることを信じて関わっていきたいと思います。

      今回のツアー中、思いがけず本間レイコ先生にお目にかかる機会を得ることができました。本間先生は全身からオーラが出ていて、でも先生のオーラは人を1歩引かせるようなものではなく、優しさが溢れるものでした。自己紹介されなくても「あぁ、この方なんだ」とすぐに分かりました。私は先程、近い将来援助職者として働きたいと述べましたが、実はツアーに参加するまでは、社会に出るか進学するか、はたまた臨床心理学以外の道へ進むか、ずっと迷っていました。その迷いは、どんな道を選ぶにしろ、先の見えない未来に対する不安からくるものだということは自覚していました。私はただ臆病になり、足がすくんでいる状態でした。しかし、本間先生のオーラに触れて、どんな風が吹いているか分からない新しい環境に踏み出していこう、とやっと腹を決めることができました。私は本間先生に直接相談した訳でも、方向性を示して頂いた訳でもありません。ただみんなで本間先生を囲んで、1時間くらい自己紹介がてらおしゃべりをしただけでした。それだけだったのに、本間先生のオーラは私に勇気を与えてくれました。素敵な先生だな、と心から感動しました。本間先生にお会いしたいと願っても、なかなか実際にお会いすることは難しい偉大な先生と、身近に過ごせた幸運を無駄にしないために、私は先生から頂いた勇気を使い切ろうと思います。だから、挑む前から尻尾を巻いて逃げることはせずに、社会に出てみようと思います。めげやすい性格ですが、皆様これからもどうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m

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