過去の記事

過去の本ホームページに掲載した記事の一覧です。 Freedomのこれまでの支援経験に基づく記事で、著作権はFreedom・大阪ダルクに帰属します。 ※記事は、本人の了承を得て掲載されています。
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どこかナースと似ている? レジデンシャル物語 ―カウンセラーが語る「嫌いなクライアント」告白記―

第1回 私の職場~レジデンシャルの風景 「あっ,こんなに堂々と私を無視してる。視線だけじゃなく,顔まで背けて……」  私は,肋骨の中で心臓の位置がカクンと下がるような感覚をおぼえた。それと同時に,そこ・・・

自分を一番に考える

前回、自己と向き合うことは、誰にとっても非常に難しくてつらい作業だと書いた。ましてや、薬物を使用してきた人にはなおさら苦しい。薬物はいわば心の痛み止めのようなもので、痛み止めが切れた後、心の傷は以・・・

「当事者」について(フリーダムのミッション)

私は、一九九二年の開設準備の頃から大阪ダルクの支援活動に参加し、十数年間にわたって大阪ダルクとお付き合いをしてきました。 当初、開設準備会が作られた頃は、支援者の役割として「ダルクのスタッフの相談に・・・

薬物の自己使用事犯に関する弁護論

1 はじめに 覚せい剤など薬物の自己使用に関する刑事事件の場合、使用の事実に争いがなければ、被告人の同種前科も含む前科の有無、被告人の薬物使用回数、期間、1回あたりの使用量、幻覚等の有無などで量刑が・・・

小学校の薬物乱用防止教育について

私が、薬物乱用防止教育を進めるようになったきっかけは、1998年に薬物乱用防止教育の中央研修に参加し、薬物が今の小学生の身近なところにあるという現実を知ったからでした。それまで、校区の中学生の喫煙が問・・・

否認について

サンフランシスコからベイブリッジを挟んだ反対側、バークレーの北にリッチモンドという街がある。 中南米やアジアからの移民が多く、安くておいしいメキシコ料理屋や中華料理屋などが軒を並べる所だ。前回紹介し・・・

私の回復

あの頃は想像を絶するほどハードな毎日で,体重も今より5キロ減少した。 今でこそ気づくことができる。主人の死後がむしゃらであったと。死んだ人の思いをしょって生きるのだ,私は…。 主人の母親の死,私の母を・・・

ガメラの物語

今から十六年前、中学校のときにシンナーを友達のまねをして吸いました。 とっても美味しかったです。それから先輩たちにシンナーを売ってもらい、体育館や池のほとりで吸うようになりました。それが薬物との出会・・・

「自分がそれほどたいした人間だと思わないことよ」

サンフランシスコの北東、車で一時間ほど離れたコンコードという街に、ホームレス支援を主に行うフェニックスプログラムというNPOがある。 そこで今春から半年あまりインターンのセラピストとして働いていたころ・・・